ヤップはゴーギャンやサマセット・モームのタヒチのように平和で豊かな島で先進国の価値観を押し付けなければ、衣食住の全てが海と森にあふれる島です。
人の心も豊かで、島には世界時間の概念がなく、星の位置や風の向きや潮の高さで行動します。島民は島と人を敬い、酋長と長老の教えにより平和を保ち、少なくとも数百年前とほぼ変わらない生活をしています。貨幣は今でも人身大の石の貨幣を用います。
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村の人の話を聞いてからよく見てみると、スーパーや学校に米軍のリクルーターの張り紙が至るところにありました。定期的な面接による採用でどんどんイラクへ送り込まれたようです。若者は2年のイラク兵役で2年間本土の大学で勉強できる契約。もう少し年が行った男性は、近代化しつつある生活のため現金収入源として、家族に車や冷蔵庫などを買ったり、そして子供を島の外で勉強させるために。
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米軍はデータとして持っている筈だと思うけど、アメリカ人ではない兵士、兵士になることを社会システムに強いられた数はどのくらいいるのでしょう。(全文の一部抜粋)
全文は以下です;
イラクでの戦死者が米軍の公式発表で1,000人を超えました。しかし、数ヶ月前にロシアが「米軍の死亡者は2,000人を超えている」という見解を出した記事を見たし、米軍の発表する数字には米軍関係の医療機関以外で亡くなった者や、こないだ紹介した「デモクラシー・ナウ!」インタビューにあったような自殺した者、軍の外でmercenaries(暗殺者)として雇われた傭兵というか、民間軍人(?)といった連中、加えて米国籍ではないが、「米国籍を優先的に与えてやるから」という誘いに乗って従軍した移民などは入っていません。ですからイラク側の死傷者数同様、アメリカ側の被害者数の実態など、到底、公表はされていないのです。
そんな中、TUPのMLに流れて来た話です。
著者は誰か不明ですが、とても大変な事態だと思い、転送します。
もうマイケル・ムーアの故郷フリントで、高い失業率や貧困に苦しんでいるアメリカの町だけではない。どこで、どんな誘惑をして、誰が人殺しに仕立て上げられていくのか、わかったものではありません。
丁度ゆみが送ってくれた「テロリストは誰?−完全シナリオ収録」(つまり、あのビデオの本版)を読みつつ、改めて「大悪党アメリカ」に呆れている私です。
このビデオをまだ見ていない方は是非!
www.wa3w.com
また、現在翻訳作業中の
"9/11 In Plain Site"
http://www.wa3w.com/911/index.html も、英語版でもいいからとにかく見て下さい。バウさんが全国歩いてお茶の間上映会をやっています。私も、10月初めに総選挙のあるここオーストラリアで、少しでも広めようと思っています。
バウさんの道中記: http://www.peace2001.org/
とにかく、こんな悲惨で残忍な米国の言いなりになっている日本を、なんとか変えなければなりません。
上述したロシアもチェチェン問題を抱えて、米国同様「テロのいる場所には先制攻撃を惜しまない」と発言。その前に「平和的解決のため、チェチェンとの外交努力を」とプーチンに進言するパウエル国務長官の弁にはもうなんと言ったらよいのやら。自国の政策をまずなんとかしろ!!って。
どうしてこう、どこもかしこもダブル・スタンダードなんでしょうか!?
ロシアだって結局、チェチェンを制圧さえできればなんでもアリで、モスクワの劇場占拠のとき同様、この学校の生徒たちがどれだけ犠牲になろうと関係なかったのだと思わされます。
どうにかして、これら大国たちのテロ行為を止めなければ!
<ヤップ島で起こっていること>
この度は通訳の仕事で行ったある南の島でのできごとを誰か一人でも多くの人に知って欲しくて、このメールを書きました。
ある島とは、ミクロネシアにあるヤップ島という島です。
ご存知かもしれませんが、ミクロネシアは昔、南洋と呼ばれ、第2次大戦でアメリカに統治権を譲渡するまでは日本の一部でした。 このため70歳以上のお年よりは流暢に日本語を話します。現在はアメリカの委任統治下にありますが2007年にはその契約も切れます。
ヤップはゴーギャンやサマセット・モームのタヒチのように平和で豊かな島で先進国の価値観を押し付けなければ、衣食住の全てが海と森にあふれる島です。
人の心も豊かで、島には世界時間の概念がなく、星の位置や風の向きや潮の高さで行動します。島民は島と人を敬い、酋長と長老の教えにより平和を保ち、少なくとも数百年前とほぼ変わらない生活をしています。貨幣は今でも人身大の石の貨幣を用います。
その島に仕事で2年続けて行きました。
今年はつい先週帰ってきたばかりですが、今年が去年と違ったのは、島に若い男性を見なかったことです。 現地の人に聞くと、兵隊に行っているといいます。
ミクロネシアに軍隊があるのかと聞くと、ミクロネシアは関係ないけど米軍に職業軍人として志願してイラクに行っているというのです。
村の人の話を聞いてからよく見てみると、スーパーや学校に米軍のリクルーターの張り紙が至るところにありました。定期的な面接による採用でどんどんイラクへ送り込まれたようです。若者は2年のイラク兵役で2年間本土の大学で勉強できる契約。もう少し年が行った男性は、近代化しつつある生活のため現金収入源として、家族に車や冷蔵庫などを買ったり、そして子供を島の外で勉強させるために。
一体島のどのくらいの男達がイラクへ行ったのかと聞くと、8割以上だろうとの答えでした。島には歴史的な大型台風が4月に直撃したばかりで、家や学校の再建に島は男手を必要としています。
島にいてイラクで起きていることを把握している人は一握りです。高校生の男の子に会いましたが、イラクがどこにあるのかもよく知らないのに9.11事件は悪で、自分は悪と戦う”真の戦士”になりたいと言いました。サムライが好きで、正義のために闘うのが”真の戦士”だと言います。
よく考えてみると、一部を除いて、イラクに駐留する米軍兵士が誰なのか伝えられることはあるのでしょうか。
米軍はデータとして持っている筈だと思うけど、アメリカ人ではない兵士、兵士になることを社会システムに強いられた数はどのくらいいるのでしょう。
イスラム教徒のいない、戦争のことを考えることのほうが難しいような、平和なのどかな小さな島で、イラクへ行った息子を持つ母の半分は心を痛めているといいます。しかし母親たちの半数は息子が希望して”戦士”になったことを誇りに思っているそうです。
どんな小さな記事でも、どんな媒体でも良いので、このことを書いて、いろいろな人に知ってもらいたいと思いメールを書きました。もしパブリッシュできなくても、機会があったらこれを読んだ個人が友達や誰かに伝えてくれたら一人でも多くの人がこのことを知ってくれたら嬉しく思います。
そこにある自然と人と、共に生するということ 相手を攻撃的するということが、あらゆるものの発展や持続性を奪うということを昔からの知恵で知っていて、教えてくれたのがヤップ島でした。
≪ TUPの千早さんのメール、「ヤップ島で起こっていること」を転載 ≫