NGO関係者・報道関係者が拘束され、
拘束したグループが日本政府に対し
自衛隊の撤退を要求するという出来事が起こりました。
そのことをめぐって、日本政府・マスコミは、
自衛隊派遣と今日のイラクの混乱、民衆への弾圧、
虐殺などの本来究明されるべき原因を無視する一方、
人質となった人々に対しての「自己責任」と称する
バッシングによって責任転嫁し、
また根本的な責任の所在から
世間の目を逸らそうしています。
私たちは、一部の政府や企業主導による
資本主義グローバル化が、
多くの人々の犠牲の上に行われているという、
不公正な世界であることを痛感しています。
イラクへの自衛隊派遣が
その資本主義戦略の流れにあるととらえると、
イラク「人質」事件を「自己責任論」に
責任転嫁させるのではなく、
米国主導のイラク侵略と、追随しての
自衛隊派遣・ODA拠出の意味を明らかにし、
今回のバッシング報道を問い直す必要があると思い、
このシンポジウムを企画しました。
そんな流れの中、イラク入りしていた邦人ジャーナリスト2名が殺害されるというショッキングな事件が報じられました。
彼らが自分の危険をすら省みず、伝えたかったこととはなんなのでしょうか。
命と引き換えに伝えたかったことを、私たちはどうくみあげればよいのでしょうか。
急激に変化するイラク情勢をどうとらえ、どう行動すればいいのでしょうか。
現役新聞記者、ジャーナリズム論学者、NGO代表がその答えの一端を示します。
命を守る市民の動きと連帯し、
より大きなムーブメントとしていくために!
ジュビリー関西ネットワーク代表 小林聡
「関西NGOと市民が問い直すイラク『人質』事件&邦人殺害事件」
−「自己責任論」とNGO・マスコミ−
日時:2004年6月5日(土)午後6時〜9時場所:「ひと・まち交流館 京都」第5会議室(90名規模)
案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
京阪「五条」駅下車 徒歩8分
地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩10分
TEL:075−354−8711
来週の土曜日に神田浩史さん、浅野健一さんなどをパネラーに「イラク『人質』事件」&今回の邦人2名殺害事件に関する緊急シンポジウムを行います。関西NGOとして、また京都在住のジャーナリズム関係者を交えて、この問題を論ずる貴重な機会です。
さらに、ジュビリー関西のメンバーである吉本君が来月にもアフガニスタンに難民追跡調査に行きますが、その訴えやカンパの集中なども予定しています(詳細はおってお知らせします)。同会場では、このシンポに先立って「イラク人質」であったフリージャーナリスト安田純平さんの報告会も予定されています(詳細は後述)。ぜひ、ご参加ください。
内容:
@主催者挨拶
小林聡(ジュビリー関西ネットワーク代表・京都聖ステパノ教会牧師)
Aジュビリー関西からの問題提起
吉本草蔵(ジュビリー関西ネットワーク事務局・同志社大学)
Bシンポジウム
「関西NGOと市民が問い直すイラク『人質』事件&邦人殺害事件」
(パネラー)
・神田浩史さん(ODA改革ネットワーク世話人・AMネット代表
・元世界水フォーラム市民ネットワーク事務局長)
・浅野健一さん(同志社大学文学部教授(新聞学))
・日比野敏陽さん(京都新聞社会報道部記者)
−フロアからの質疑応答など含む−
C諸行動の呼びかけ(アフガン難民調査支援カンパの訴え等)
料金:500円(学生300円)
主催:ジュビリー関西ネットワーク
Eメール:ksatoshi@r6.dion.ne.jp
URL:http://www.kit.hi-ho.ne.jp/jubilee-kansai/
TEL/FAX:075−391−1393
共催:ODA改革ネットワーク関西
Eメール:oda_net_kansai@yahoo.co.jp
URL:http://www1.jca.apc.org/oda-net/
TEL/FAX:075-381-7848
協賛:関西NGO協議会
Eメール:knc@ak.wakwak.com
URL:http://park15.wakwak.com/~knc/
TEL:06−6377−5144/FAX:06−6377−5148
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以上、[chance-action:6778] 【6・5緊急シンポジウム in 京都】 「関西NGOと市民が問い直すイラク『人質』事件 & 邦人殺害事件」−「自己責任論」とNGO・マスコミ− より