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June 16, 2004 hana
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Sep. 8, 2004 hana

2004年05月25日

今月トレドブレード紙は、ベトナム戦争時の米特殊部隊・タイガーフォースが犯した無実のベトナム人の殺害や拷問、被害者たちの体の一部をネックレスとして身に着けるなどの残虐行為に関する報道によってピュリッツァー賞を受賞。タイガーフォースは最近イラクで復活された…

ベトナム戦争に3回従軍したデイビッド・アントゥーン元米空軍大佐の新聞への寄稿です:
・・・ベトナム戦争の場合のように、兵士の感性が「鈍化」されていれば、そして敵が「非人間化」されていれば、「敵」を殺すことなど何でもない。今日、BBCは、米軍の将軍と兵士たちが共謀して、収監したイラク人を裸にし、性的ポーズを無理やり取らせ、制服の米兵たちとの写真を撮ったと報道した。電線を囚人たちの性器に付けるという拷問さえあった。死ぬまで殴打された囚人もいる。これらの戦争犯罪は、単発的なものではなく、風土病のように行き渡った犯罪のようだ。ナショナル・パブリック・ラジオ(NRP)によるインタビューでは、狙撃兵たちがイラク人の射殺をスポーツになぞらえている。これらの「感性の鈍化に起因する」罪は、「敵」の「非人間化」の成功を証明している。このイラク囚人虐待と、ジェシカ・リンチが捕虜として受けた手厚く人道にかなった待遇を比べてみてほしい。

今月、トレドブレード紙は、タイガーフォース(訳注:ベトナム戦争時の米軍特殊部隊)がベトナムで犯した無実のベトナム人の殺害や拷問、被害者たちの体の一部をネックレスとして身に着けるなどの残虐行為に関する報道によって、ピュリッツァー賞を受賞した。タイガーフォースは、最近、イラクで復活されたが、これは、石油のパイプラインに近づくイラク人を、彼らが一マイル以上離れた地点にいても、誰かれ構わず発砲し、殺害するためだ。それらのイラク人がたまたま居合わせた無実の人間かどうかなど、問題ではない。これで、われわれによる占領をイラク人が有難がる理由がまた増えたというものだ・・・

以下全文転載:
TUP速報315号 ベトナム戦争デジャブ 04年5月24日

デイビット・アントゥーン氏は、元米空軍大佐としてベトナム戦争に従軍。現在は、良き夫、父親としての立場から、パレスチナ、アフガニスタンおよびイラクの軍事占領を支持する偽善的で、不道徳、不法な米外交政策を批判し、これらの政策が彼自身の子供たちだけでなく、すべての子供たちにもたらす未来を憂慮しています。ベトナム戦争のデジャブを繰り返してはならないと。

(TUP / 小林瑞穂、丸田由紀子)

*******************************************************
「イラク - ベトナム戦争デジャブ」

2004/5/4/(火)
イェロータイムズ特別寄稿
元米空軍大佐デイビット・アントゥーン

まだ若く、無邪気で世間知らずだった頃、私は、あの5万人のアメリカ人と3百万人ものベトナム人を死に追いやった不道徳な戦争、ベトナム戦争に三度従軍した。ベトナム戦争における一つ一つの死は、アメリカ人、ベトナム人を問わず、祖父母、両親、息子、娘、兄弟、姉妹にとって、家族の喪失であり、そんな体験をした者にしか分からない虚無感を残した。今でもベトナムの子供たちは、数十年前にアメリカが投下し、地下水に蓄積された枯葉剤の影響で、奇形や癌に苦しめられ、不慮の死を遂げている。

そして今、誤り導かれた米国は、もう一つの嘘で操られた戦争で、その戦争機構を使い、同じ恐るべき過ちを繰り返している。今回は、枯葉剤の代わりに劣化ウラン(半減期150万年)が汚染源で、ベトナム人の代わりにイラク人とアフガニスタン人が被害者なのだ。米戦闘機AC130は、三十年前にベトナムの村々にしたと同じように、イラクの街に無差別な死の雨を降らせている。そして、冗談連発の記者会見でラムズフェルドが「代替可能な」駒と呼んだ若い無邪気なアメリカ兵たちは、またも、間違った政策を遂行する、嘘つきで不道徳な政府によって犬死させられている。アメリカ、イラク、そしてアフガニスタンの家族たちは、だれも決して知りたくないような虚無を経験している。

ベトナム戦争では、あのでっち上げのトンキン湾事件が、戦争の扇動に利用された。戦争目的はころころ変り、「ドミノ理論」、「民主化」、そして奇怪な虚偽の戦死者数が発表され、ついには「敗北を避ける」ことが目的となった。今回のイラク侵攻では、ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド、ライスらが核兵器を製造および使用する能力と意図がイラクにあると国民に嘘をついて、その戦争支持を獲得した。これらの主張は、国連安全保障理事会で、イラクに膨大な量の生物化学「大量破壊兵器(WMD)」が存在すると演説したパウエル長官のオスカー授賞ものの名演技を含め、すべて虚偽だった。戦争目的は、一年も経たないうちに、WMDから政権交代、「自由」、そして現在はテロリストの「燻りだし」へと変化した。一方、ファルージャ包囲で明らかとなったイラク人に対する米国のテロリズムは、テロとは呼ばれない。包囲されたファルージャの混乱に直面した軍事評論家たちは、完全な勝利ではなく、「敗北の回避」を論じるようになったが、これからも、戦争目的は変っていくことだろう。

三十年前、コリン・パウエルは、最初のベトナム従軍で索敵殲滅作戦に参加した。その後、少佐となったパウエルは、二度目の従軍でソンミ村ミレイ地区虐殺事件の調査を命じられたが、この事件の真の英雄たち(この犯罪を暴露した人々)の報告を却下した。パウエルは、現政権においても、いまだに「忠実な兵士」の役割を果たし続けている。開戦時、パウエル国務長官は、イラク側の死傷者数について、自分も政府も関心がないと述べた。米国政府は死傷者の数を報告していないが、NGO(非政府機関)の見積もりによれば、すでに一万七千人を超える無辜のイラク人が殺されたという。まるで、パウエルには、倫理上の勇気と真実を犠牲にした大虐殺がどこまでも付き纏っているかのようだ。パウエルが報告責任を回避しても、何千もの無辜の人間を死に追いやった責任から、彼や現政権が逃れるすべはないのだ。

ベトナム戦争の場合のように、兵士の感性が「鈍化」されていれば、そして敵が「非人間化」されていれば、「敵」を殺すことなど何でもない。今日、BBCは、米軍の将軍と兵士たちが共謀して、収監したイラク人を裸にし、性的ポーズを無理やり取らせ、制服の米兵たちとの写真を撮ったと報道した。電線を囚人たちの性器に付けるという拷問さえあった。死ぬまで殴打された囚人もいる。これらの戦争犯罪は、単発的なものではなく、風土病のように行き渡った犯罪のようだ。ナショナル・パブリック・ラジオ(NRP)によるインタビューでは、狙撃兵たちがイラク人の射殺をスポーツになぞらえている。これらの「感性の鈍化に起因する」罪は、「敵」の「非人間化」の成功を証明している。このイラク囚人虐待と、ジェシカ・リンチが捕虜として受けた手厚く人道にかなった待遇を比べてみてほしい。

今月、トレドブレード紙は、タイガーフォース(訳注:ベトナム戦争時の米軍特殊部隊)がベトナムで犯した無実のベトナム人の殺害や拷問、被害者たちの体の一部をネックレスとして身に着けるなどの残虐行為に関する報道によって、ピュリッツァー賞を受賞した。タイガーフォースは、最近、イラクで復活されたが、これは、石油のパイプラインに近づくイラク人を、彼らが一マイル以上離れた地点にいても、誰かれ構わず発砲し、殺害するためだ。それらのイラク人がたまたま居合わせた無実の人間かどうかなど、問題ではない。これで、われわれによる占領をイラク人が有難がる理由がまた増えたというものだ。

アルジャジーラは、450人以上の罪のない老人、女、子供が殺され、ファルージャの市営サッカー場に設けられた間に合わせの墓場に埋葬されたと報道した。さらに、米軍が、動く者なら誰にでも発砲したり、緊急治療のために怪我人を病院へ運びこむ邪魔をしたことも報道した。 イスラエルの新聞ハアレツさえ、米軍がアルジャジーラのオフィスを爆撃し、記者やカメラマンを迫害し、殺したと報じている。アルジャジーラの罪とは、米軍が隠していた真実を暴き、そのレポートと映像を外の世界へ提供したことなのだ。

ジョン・マッケイン上院議員は、イラクでの戦争を第二の「ベトナム」と呼んだ同僚議員を激しく非難した。しかし、ベトナム退役軍人の多く(あるいはほとんど)は、マッケイン議員の意見に強い不服を表明するだろう。退役兵の多くは、「戦争に反対するベトナム退役軍人の会」に参加している。イラク戦争の最初の一年で死亡したアメリカ人は、ベトナム戦争の最初の年に死亡したアメリカ人より多いのだ。マッケインの主張で正しいのは、この災難がベトナム戦争の場合よりはるかに深刻な結末に至るだろうという事だけだ。

私はもはや無邪気でも、世間知らずでもない。だから、この手紙を書くことが、30年の兵役で果たしたどのような貢献より愛国的な行為だと考えている。私は、新聞や本や歴史をしっかり読む人道主義者だと自認している。アメリカの戦争機構は、WMDを持たず、インフラも治安もなく、今や国民が支持する政府もないイラクで、恐ろしいことをし続けている。この戦争の本来の目的が天然資源の掌握とその地域唯一の「同盟国」の保護であることは、誰の目にも明らかだ。世界中のほとんどの人たち、そして今や多数のアメリカ人たちが、この戦争も間違いだと気づいている。フランスとその後継の米国によるベトナム軍事占領、イギリスと現在の米国によるイラク占領、ロシアと現在の米国によるアフガニスタン占領、米国が支援するパレスチナ占領、フランスによるアルジェリア占領、ロシアによるチェチェン占領など、占領というものは、過去も現在も、占領される側と占領する側の両者に極度な犠牲を強いて、失敗に終わる運命なのだ。歴史は、占領された側でなく、占領した側が政府を選べば、それは必ず失敗すると教えている。

どれだけ多数のアメリカ人、イラク人、アフガニスタン人が殺され、破滅しなければならないのか?嘘を信じ込んだワシントンの高官達が過ちを認めるまで、どれだけ多額の国費が費やされなければならないのか?この軍事的怪物を養うため、立案中の徴兵制度を再導入しなければならないのだろうか?この政権の「代替可能な」将棋の駒となることを拒否する若者たちによって、大学のキャンパスがまた燃え上がることになるのだろうか?

今から十年後には、再び、無駄に死んでいった何千人もの勇敢な軍人たちの記念碑が立つのだろうか?今からニ、三十年後、現政権の高官が本を書き、「イラク戦争は間違いだった」と語ることになるのだろうか?

答えは「そのとおり」だ。これはベトナム戦争のデジャヴなのだ。残る疑問は唯一つ、「これは一体いつ終わるか?」だけである。

"Iraq deja vu Vietnam"
http://www.yellowtimes.org/article.php?sid=1914&mode=thread&order=0

(翻訳:小林瑞穂 / 丸田由紀子)


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