●フリーターに一人前の賃金を!
──5・1新宿フリーターメーデー招請状──
近年デフレでモノが安くなっているが、それと同時に人間の値段も安くなっているはけしからん! 特にフリーターの給料は正社員に比べて約2分の1。なんでこんなに安いんだ! それだけではない。立場の弱いフリーターであることをいいことに、残業代がもらえない、有給休暇が使えない、挙句の果てには妊娠したからリストラ! というのもざらである。こんなんで働けるか!! ばかにするな!!
政府は戦争と年金減らしに一生懸命で、たまに思い出したかのようにフリーターのことを語ると、「生きがいを持て!」なんてことを、大企業の談合団体日本経団連と一緒にのたまわっている。おい! そもそも仕事に生きがいなんてもてないぞ! それも時給2,000円以下ならなおさらだ! 生きがいどころか、生きる気さえ失せていくぞ! 時給安すぎるぞ! 年金なんて払えないぞ! 借金増えていくだけだぞ!
来る5月1日は、昔アメリカシカゴで大勢の労働者が週8時間労働を求めてデモをしたことを記念して、世界中でメーデーというものが開催されるらしい。この機会をおおいに利用して「フリーターに一人前の賃金を!」「フリーターをばかにするな!」「仕事に生きがいなんて求めないぞ!」「労働組合は戦うぞ!」を世の中に訴える集会とデモを、5月1日夕方5時から新宿2丁目公園でささやかながら開催したいと思う。フリーター並びに労働者不満分子のみなさん! 共に日頃の憂さ晴らしをしよう! 5月1日は夕方5時新宿2丁目へ! フリーターメーデーに参加しよう!
2004年4月27日
フリーター全般労働組合(準)
070-5629-7729
makmakmou@dk.pdx.ne.jp(タカハシ)
日 時: 5月1日(土) 5:00PM〜
場 所: 新宿2丁目公園(営団地下鉄丸の内線「新宿御苑」下車
新宿2丁目・太宗寺ウラ)
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【参考】以下の記事にこの「フリーター全般労働組合(準)」さんも出てきます(JANJAN記事より)。
最近の デモ のようすもわかるけど、
なんかやっぱり最近の日本はヤバイのかなあ・・・・と思わせられる・・・
(「大学側が清掃員の男性にスパイ行為をさせていた(学生の私物を盗む等)」なんて知らなかった)。:
歓喜のデモに天気が味方した 2004/02/28
4月並みの陽気の日曜の午後、【機動隊】に出迎えられて、路上生活者の青テントもある「渋谷・宮下公園」への階段を上がりました。何かヤバイことでもあるのでしょうか?
おまわりさんじゃなくて、フルヘルメットに盾を持った機動隊の皆さんが、日暮れからピーピードンドンチンチンと【歓喜の雑音】を発しながら、渋谷から青山、原宿そしてPARCO前から宮下公園へとゆっくり(松葉杖の人もいました)2時間余り練り歩く「サウンド・デモ」の両側を、物々しくも美しく(?)サンドイッチしてくださいました。
東京都や【戦争】をしたい権力者の方たちが目指している【日本社会の未来の姿】を、見事に絵にしてくれたと思います。
石原慎太郎氏の「遺影」をしずしずと持って歩く上品なお嬢さん。
七色のシャボン玉を飛ばし続けるオバサン。
「殺すな!」というポスターを手で頭上に掲げ続けるオジサン。
子供を肩車してアコーデオンを持った若いお父さん。
小さなお鍋をお玉で叩きながら笑いかけてきたお兄さん。
おもちゃの盾と赤く光る棒で交通整理するお姉さん。
戦争反対!!!オレたちに一人前の給料を!!!と叫ぶフリーターさんたち。
[フリーター全般労働組合(準)e-mail:makmakmou@dk.pdx.ne.jp Tel:070−5629−7729]
白手袋に黒のスーツ、髪をなでつけた青年が肩から斜めに掛けた白タスキには「漫画表現の自由を!」[連絡網AMI]
戦争へ向かう日本と、抵抗する人々への弾圧
デモに先立って公園では、ハウスミュージックをガンガン掛けて踊る人たちの横で、まじめに「戦争反対」「表現の自由を守る」「警察による不当逮捕・拘留」など、様々なアピールがありました。「政治難民の強制送還が促進されている」という訴えもありました。
大阪・釜ガ崎でホームレスの支援をしている人が、彼らの住民登録に自宅住所を貸したカドで逮捕されたそうです。国内の困窮者の「人道支援」はしないのが現政府の方針なのでしょう。
杉並区の公衆便所の外壁に「反戦」などの落書きをして現行犯逮捕された青年が、44日間の拘禁・取調べを受け起訴され、先日東京地裁で「懲役1年2月、執行猶予3年」という異例に重い判決が出されたそうです。気弱そうなフツーのお兄さんでした。いわゆるグラフィティという「アート」として落書きしている人達からは彼の「作品」は「しょぼい」とけなされるそうです。[落書き反戦救援会]
国立山形大学の学寮廃止問題で「大学側が清掃員の男性にスパイ行為をさせていた(学生の私物を盗む等)」ことが発覚し証拠のビデオもあるのに、大学側はまったく認めないどころか、逆に「学生らが大学職員を監禁し、嘘の証言を強要した」と事実無根の刑事告発をし、学生四人が逮捕され22日間に渉り取り調べられた事件で、国賠訴訟を闘っているそうです。ウソは泥棒の始まり、なんて生ぬるい。本物は「泥棒してから堂々とウソをつく」のだとか。大学のウソのために、22日間も檻の中に入れられた無実の学生の記録が読めます。[泥棒はウソの始まり・国家賠償原告団]
これらの様々な「事件」に通底しているのは、日本という国が今、【戦争】のために【福祉・教育等の民生予算の切り詰め】を図っており、それに抵抗するひとびとへの【見せしめ・弾圧】を警察や裁判所を使って強めているという事実です。
賢い戦略で、意志を表すために行動する
今やテッペンから腐っているニッポン国ですから、【不当なこと】は山ほどあり、腹の立つことが毎日報道されます。反対の意志を表すために【行動】しなくてはなりません。でも、特定の事件の当事者以外の一般人が感情的になって「怒り」をストレートに出すことは、【権力の暴力装置】を始動させる口実にされかねません。多くの人々の共感を得て【行動】に広がりを持たせるには【賢い戦略】が必要です。
【歓喜のデモ】のコンセプトはGoodだと私は思います。もっと楽しく、もっと派手に、もっと踊れるようにしてもらえたら嬉しいな。2時間余りのデモの間、私は好きなリズムでフライパンを叩きまくり(金ラメの手袋が破けるほど)サンバの木の笛をくわえっぱなしで吹きまくりました(顎のたるみの引き締めに効きますよ)。
中にはアナーキーな主張の人々や伝統的な「サヨク」の人々も多少は居たようです。誰でもいつでも入れて出られるのがいいところだけど、道で見ている人たちにハンドマイクで「おまえら、参加しろ!」と怒鳴ったり、お仕事中の機動隊員に食ってかかったりするのは(500人に一人くらいだけど)ダサいからやめてほしい、とパラパラと降り始めた雨の中でディスコやカラオケの後と同じ快い疲れに浸っているオバサンは思いました。